このサイトはAIを用いて作りました。とはいえ一発でぽんと生まれたわけではありません。見た目はかんたんなデザインですが、それなりに細かく指示しているので時間はそこそこ?それなり?にはかかりました(実装したけど思っていたのとちがうってなってやめたりも含む)。
それで最後に、このサイトの説明をしてもらいました。以下にそれらをコピペしたので、興味があれば読んでみてください。
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【Q】 このサイトの思想、デザイン、技術、工夫などを、第三者にわかりやすく伝える文章を考えてください。
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【A】 このサイトは、声を張らずに「ただ在る」ために作られました。SNSの喧騒や最適化の圧力から離れて、言葉をそっと置いておける、静かな場所です。2000年代の個人サイトの空気を少しだけ吸い込みながら、今の感覚で組み直しています。
見た目は徹底して無彩色です。背景はわずかに冷たい#F3F3F3、本文は#3A3A3A、補助情報は#8A8A8A。色で気を引くのではなく、濃淡だけで層を作ります。フォントはBIZ UDGothic。丸めず飾らず、均質なリズムで進む文字は、人の感情を過剰に運ばない代わりに、読み手の呼吸を整えます。リンクの下線は消しません。懐かしさではなく、機能の素朴さをそのままに置いておきたいからです。
レイアウトにも意図があります。トップページは索引です。左10%から始まり、幅は560pxに抑え、タイトルと日付、それから「247字」のような文字数だけが並びます。文字数は日付の隣に置きますが、サイズを一段小さく(11px)し、さらに透明度を落として存在感を削いでいます。情報を増やさず、でも必要な人には見える——その匙加減を細部で決めています。日付の表記は 2025.10.16。内部では並び替えのためにISO形式で管理しつつ、見た目は小数点で乾いた記号列に戻しています。
記事ページは索引と対照的です。本文は19px、行間は2.0、見出しは24px。幅は900pxまで広げ、横へ流れる感覚をあえて強めています。さらさら読ませないための密度です。「戻る」は日本語のまま小さく置きました。アイコンに頼らず、意味だけを残すためです。画像はPCでは本文の左端に揃えつつ、右側へ120%ぶんだけ突き出します。テキストの静けさと画像の伸びやかさ、その非対称がページに呼吸を作ります。スマホでは方針を保ちつつ調整しました。左右の余白を同じにせず、左15px・右35pxにずらして、ほんの少し「左に寄っている」実感を残しています。本文は15pxに戻し、行間だけを広げて、読みやすさと違和感の両立を選びました。画像は左右の余白ぶんを差し引いて端まで広げ、誤タップに配慮して新しいタブで開くようにしています。
技術的には、Astroで完全静的に生成しています。記事はMarkdownをそのまま読み込み、ファイル名(例:2025-10-16.md)がURLになります。トップページの文字数はMarkdown本文から改行を除いて自動でカウントし、カンマや単位の装飾は最小限に。OGPは必要最小限のみで、トップは説明文を置かず、記事は文字数だけをdescriptionに入れています。Xのカードは小さなサマリー。飾るよりも、ただ「ある」ことを優先しました。解析も追跡も、SEOの細工もしていません。ページは速く、軽く、沈黙に近い。
ドメインはnanataro.cc。個人が静かに置いたページの匂いがする拡張子です。運用上の事情から、nanataro-site.vercel.appでもそのまま開けます。どちらかに強制せず、二つの入口を残しておくこともまた、このサイトの姿勢の一部です。きちんと整えきらないこと、選択肢を一つに収束させないこと。その曖昧さが、ここでは安心になります。
このサイトは、見せるために作ったというより、置いておくために作っています。読みやすさと読みづらさ、親切と無関心、現在と2000年代、その境目で立ち止まるための小さな設計が、ページのあちこちに仕込んであります。静かに、でも確かに、ここにある——それだけが、この場所の目標です。